世界に通用する日本のアニメはここから始まった!
日本のアニメが脱ディズニーを果たした記念碑的一本。
もちろんおすすめのアニメ映画!
![太陽の王子 ホルスの大冒険 [Blu-ray]](https://i0.wp.com/images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81eRpF63%2BuL._AC_SX385_.jpg?resize=385%2C449&ssl=1)
世界に通用する日本のアニメはここから始まった。
そうそうたるスタッフがすごい!
監督はのちにTVアニメの『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』を監督した高畑勲。
ダイナミックな動きで有名な作画監督・大塚康生。
さらには若き日の宮崎駿。のちに『未来少年コナン』『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』などの監督を務めているのは皆さんもご存知だろう。
『アルプスの少女ハイジ』では作画監督・キャラクターデザインとして参加した小田部羊一。
小田部は高畑の発案による「キャラクターデザイン」という職名を公式に名乗った日本のアニメーションでは最初の人物だそうで、ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』において、キャラクターの公式イラストをデザイン(および監修)し続けた人物でもある。
そしてのちの小田部夫人の奥山玲子。
2019年度上半期放送のNHK連続テレビ小説『なつぞら』のヒロイン奥原なつは彼女がモデル。
などなど全員を紹介しきれない若い逸材たちが東映動画で青春の日々を送りながら創りあげた傑作だ。
公開は1968年。
大塚康生によると、興行成績は「それまでの長編漫画の最低を記録」したという。
しかしこの作品は偉大である。
なぜなら当時のアニメ映画の定番であったディズニー映画的舞台構図や人物描写からの脱却を果たし、さらにはヤングアダルト向けアニメの先駆となっているからだ。
これが日本のアニメが脱ディズニーをなしとげた最初の一歩だったのだ。
この作品があったから今の日本のアニメがあるのだと断言してもよい。
アニメーション映画鉄板のおすすめ作品。
